所有している空き家が、築年数が古く傷みが激しい、雨漏りやシロアリ等で使用するのが難しい場合に、「解体する」という選択肢があります。
解体した際のメリット・デメリットについて考えてみましょう。
メリット
①空き家を管理する手間や費用がかからなくなる
空き家を所有していると、定期的に換気をしたり、掃除やメンテナンスが必要と
なります。遠方に住んでいる場合は、そこに行くための交通費もかかってきます。
また固定資産税や、火災保険料という費用も生じます。空き家を解体すると、その
ような手間や費用がかからなくなります。
②古い家がある状態よりも、売却しやすくなる場合がある
更地の方が、新たに購入する方が、建物の配置をイメージしやすいため、売却が
スムーズに進む傾向があります。
デメリット
①固定資産税の軽減措置が受けられなくなる
土地に建物がある場合、土地の固定資産税が軽減されます。解体して建物がなくなると、軽減措置が受けられないため固定資産税が増額となります。ただし、建物にかかる固定資産税はゼロになります。
②解体費用がかかる
売却できるかどうかわからない状態で、解体費用はかなりの負担になります。
解体費用に対する補助金を設けている自治体もありますので、一度調べてみましょう。
メリットデメリット両方を検討し、ご自身の空き家をどうすれば良いのかを考えていきましょう。