先日、耐震調査を3件やってきました。
3件のうち、1件は家財がそのまま残っていました。
先月は、2件調査をしましたが、2件共に家財がそのままでした。
埃の溜まり具合から、10年以上家財をそのままにしていたように感じました。
廊下も埃が溜まっていましたが、埃が溜まっていなければ、生活している状態です。
布団も食器も衣類も大量にあります。建物の状態を見るので、押入れも開けますが、
物がたくさん詰まっていて、押入れの壁の状態は全く分かりません。
家電もそのままなので、処分費は思っている以上にかかると思います。
ご相談を受けていると「家財処分にいくらかかりますか?」と聞かれることが多いです。
大量の家財処分は、現地に行って、物量、進入路の幅、家電がどれぐらいあるかなどなどの
調査をしないと金額は分かりません。
そもそもなぜそんなに物があるのか?いつも思います。不思議です。
いつか使うから。誰かが使うから。高く売れるかもしれないから。と言って使わないのに置いて
いるのでしょうか?残念ながら出番が来ることはありません。
私も大量の使わないものがあった時もありました。
写真なんて、4000枚以上プリントしたものが出てきたときはゾッとしました。
そして、思い出だから全部PDFにしようと思い、まとめたのを見た時に「ほんとう要る?」って
自問自答しました。結果、手元に残した写真は、100枚ほどになりました。
手元に残した写真以外は、全部処分しました。
自分の写真なので処分が出来ましたが、親のものになるとそうはいきませんよね。
要る、要らないのところから親子喧嘩が始まります。
親子喧嘩で気づいたことがあります。
すぐに「捨てる。」と言わずに、迷っているものは「こっちに置いとくよ。」と言って
親の目につかない場所に移動しておく。
そして、粗大ごみの日に「これ、捨てていい?」と聞くと、「捨てていいよ。」と手放すことに
成功したことがあります。
全ての方に適した方法ではないかもしれませんが、自分自身も親も意外とすんなり手放せるかも
知れません。一度、お試しください。
今年のお盆は、久しぶりに帰省する方も多いと思います。
まずは、一か所からでも家族で片付けをしてみてください。